シグルズ(ジークフリード)~魔剣グラムと竜殺しの英雄~
今回の主人公は以前紹介した【竜殺しの英雄】です。 人間の王子シグルズはシグムンドという王の息子として生まれました。 このシグムンドはオーディンとも関わりがあったため、シグルズは生まれたときから神話の登場人物になる運命を背…
ルーン魔術とは~古代北欧の神々が用いた神秘の魔法~
ルーン文字とセットになるのが【ルーン魔術】です。 ルーン文字を使って行われる魔術のことで、元々は北欧に出自を持つと言われています。 オーディンを始めとするアースガルドの神々も行っていたそうです。 SIYA最後まで読んでく…
セイズ魔術~女の魔術の使い方と精霊の呼び出し方~
北欧神話でもちょくちょく登場する【セイズ魔術】 美しき愛の女神、フレイヤの章で少し紹介しましたが、この魔術は多くの神がかじっていたようです。 神や精霊を呼ぶ セイズ魔術は、行う者が忘我状態(トランス状態)になって、霊魂や…
北欧神話の世界観~世界樹ユグドラシルと9つの国~
北欧神話によると世界は9つ存在し、その世界を1本の大樹(トネリコ)が貫いているそうです。 その大樹こそ、世界樹と呼ばれるユグドラシルです。 世界樹は様々なモチーフとして取り上げられているのでご存じの方も多いでしょう。 ち…
ベルセルク~獣の皮を纏い痛みを感じない狂戦士の語源となった人間~
『ベルセルク』は三浦健太郎原作の青年漫画ですが、平成元年連載開始から既に30年過ぎていますが、未だに連載中です。 漫画から火が付き、アニメも大ヒットしました。 この名前をアニメで知ったという方も多いと思います。 獣の皮を…
ルーン文字の起源とは~ゲームや小説での困ったときのルーン文字~
ライトノベルやファンタジー小説の奥の手とも言えるルーン文字。 筆者の感想ですが、主人公が理解できない謎の文字が登場するとたいていはこのルーン文字なので、異世界小説などで【困ったときのルーン文字】というイメージが強いのです…
北欧神話とは?~滅びゆく世界に生きる神々の物語~
これまで北欧神話について様々なエピソードを紹介してきました。 最高神オーディンを始めとするアースガルドの神々、彼らの敵となる巨人族、2つの種族を行き来する邪神ロキ、神々の戦いに巻き込まれ滅んでしまう人間族…個性的な神々や…
北欧神話の鍵を握る巨人と小人~神話に欠かせない対照的な存在~
北欧神話で重要な位置にいるのは神々や人間だけではありません。 時には敵になり、時には味方となって対立、協力する【巨人】と【小人】もキーパーソンズなのです。 神々の租【巨人】 北欧神話を語る上で絶対欠かせないのは【巨人】で…
神々の誕生と天地創造~残酷な北欧神話の世界の幕開け~
世界に伝わる多くの神話では“世界は神が作った”とされています。 中国神話しかり、ギリシャ神話しかり。 北欧神話でもそうでした。 しかし、世界(大地、海、空)を作った材料というのは、何と巨人の死体だったのです。 巨人の死体…
神々のグループとその性格~自由奔放で我が強く個性的な神族たち~
世界の各地域に神話があり、それぞれに特徴ある神々が存在しています。 オーディンを頂点とする北欧神話の神々も、北欧という地域、気候にふさわしい性格と行動パターンを持った神々です。 二つの神族~アース神族とヴァン神族 北欧神…
人間の歴史を記したサガ~北欧文化の案内人たる独自の文学~
中世アイスランドで成立した古ノルド語による散文作品を【サガ】と呼びます。 主にノルウェーやアイスランドの出来事を題材にしたものが多く、200ほどが現在にも伝えられていると言われています。 今やファンタジー小説などでは“長…
スレイプニル~巨人の馬とロキの子、8本足をもつオーディンの愛馬~
アースガルド最高神オーディンの愛馬として何度もその名が登場したスレイプニルを紹介します。 8本の脚を持つすばらしい馬で、地上、天空、地底まで駆け巡ることができました。 しかし、スレイプニルの誕生には意外な背景があったので…
ニーズヘッグ~死者の魂を食らう最も悪食で貪欲なドラゴン~
神話には必ずと言って良いほど登場するのが【竜=ドラゴン】です。 敵になり味方になり、主人公と深い関わりのあるドラゴンは必要不可欠な存在ではないでしょうか? 北欧神話にもニーズヘグというドラゴンがいました。 しかも不吉な恐…
ソールとマーニ~スコルとハティに追われて日食と月食が生まれた~
【ソール】は太陽【マーニ】は月です。 英語のsun(太陽)とmoon(月)はここから来ているのかも知れません。 アース親族の仲間で世界を照らす神だったのですが、ラグナログの開始と共にとんでもない最期を迎えるのです。 天上…
ブリュンヒルデ~美しきワルキューレとジークフリードの恋物語~
アースガルドの最高神オーディンはラグナログに備えて、最強の戦士を集めようとしました。 その戦士はエインヘリヤルと呼ばれましたが、エインヘリヤルとなるためには、まずはオーディンの宮殿ヴァルハラに入ること=死ぬことを意味して…
ファフニール~アンドヴァラナウトに取り憑かれた財宝の番人~
芳香剤のような名前のキャラクターですが、意外と重要な人物です。 とは言え、直接的にアースガルドの神々や巨人族との関わりはありません。 北欧神話から派生して有名な歌劇や音楽に関わってきたキャラクターです。 ファフニール 種…
アンドヴァリ~持つ者に破滅をもたらす指輪アンドヴァラナウト~
北欧神話にはアースガルドの神々を含め、登場人物が多く、「コレ誰?」というキャラがよく登場します。 今回の主役小人族のアンドヴァリもそんなキャラクターの一人ですね。 アンドヴァリ 種族: 小人族 地域: 地底にある滝の近く…
フレスベルグ~世界樹ユグドラシルの頂上に住み風を起こす大鷲~
今回紹介するフレスベルグは人間の形をした存在ではありません。 巨大な鷲です。 筆者などはどでかい鳥と聞くと、ゴジラ映画に登場したラドンを連想してしまうのですが、さてフレスベルグはどんな鳥だったのでしょうか? SIYA最後…
フルングニル~名馬スレイプニル追うグルファクシ~トールとの決闘
一風変わった名前の巨人が登場します。 彼にはすばらしい愛馬がありました。 それに目を付けた最高神オーディンが何とかして取り上げようと策略を巡らせたのです。 さて、オーディンの最高神でありながら、なんともせこいやり方にフル…
ブロックとエイトリ~ミョルニル、ドラウプニルを造った小人の職人~
北欧神話の中で一番手先が器用なのは小人族です。 今回紹介するブロックとシンドリはその中でも特に優れた職人として知られていたと言います。 ただし、その腕の良さが彼らにとって幸せだったのかは別問題なんですよね。 トール愛用の…
ヒュミル~睨むだけで物を破壊する能力をもつ巨人の嫉妬心~
あまり聞き慣れない名前ですが、アースガルドの力持ち雷神トールと因縁のある巨人です。 後から思えば、彼があの時余計な手出しをしなかったらラグナログの展開も変わっていたかも知れません。 ヒュミル 種族: 巨人族 地域: エー…
スリュム~雷神トールが女装!?フレイヤに恋した巨人の王~
北欧神話で一番モテモテの女神は何と言ってもフレイヤでしょう。 美しさもですが、性格にちょっとだらしないところがあるのも、スキがあってもてる理由なのかも知れません。 彼女がどうしても手に入れたい首飾りのために小人達とベッド…
スットゥングとバウギ~賢者の酒と呼ばれる蜜酒を手に入れた兄弟~
なんとも、おもしろい名前の巨人族の二人ですが、オーディンの敵ではなく、むしろ最高神に騙された被害者と言った方がふさわしい存在です。 最高神なら望むモノは苦労せずに手に入るのが当然のような気がしますが、北欧神話では最高神も…
ウートガルザ・ロキ~トールとロキにひと泡ふかせた目くらまし~
【ロキ】と付いている名前だけで、何やら不穏なものを感じてしまうのは筆者だけでしょうか? 実はロキと同様巨人族で、ある意味ロキ以上に頭が良く、アースガルドの神々は振り回されたようですよ。 ウートガルザ・ロキ 種族: 巨人族…
ヴァフスルーズニル~知恵比べに負けて姿を消した知恵の巨人~
またまた言いにくい名前が登場しました。 しかも知名度もあまり高くないキャラクターです。 でも、このヴァフスルーズニルは意外とおもしろい役割を果たした巨人なんですよ。 SIYA最後まで読んでくださってありがとうございます。…
マグニ~名馬グルファクシを授かったトールの怪力息子~
名前を聞くとインド神話の神みたいですが、マグニはれっきとした北欧神話の神で、あの雷神トールの息子なのです。 インド神話はアグニでしたね(笑) 父親と比べると圧倒的に知名度は低いのですが、ラグナログ以後の世界を導く神の一人…
ヘル~キリスト教における地獄の語源となった冥界の女王~
冥界の女王と聞くとどんな女性を想像しますか? 黒いドレスに身を包んだ細身で鋭い目の美しい女性…なんて空想しませんか? ギリシャ神話のペルセポネは、望まず連れて来られた冥界で自分の居場所を手に入れ、それなりに幸せに暮らした…
フェンリル~最高神オーディンを殺したオオカミの巨人~
名前の響きなら、ふわふわのかわいい生き物を連想してしまうフェンリル。 しかし、このフェンリルは北欧神話最大の魔狼であり、ラグナログにおいて最高神オーディンを飲み込むという決定打を放ち、神々の時代の終焉をもたらした災いのオ…
スルト~炎の剣で世界を焼き尽くしたラグナロクの最終兵器~
ラグナロクの【リーサル・ウエポン】的存在なのがこのスルトです。 接続詞みたいな名前ですが、炎の巨人と呼ばれ、最後の最後にアースガルドに一撃を与えることになる神です。 SIYA最後まで読んでくださってありがとうございます。…
フレイヤ~黄金の首飾りの逸話にみる争いを引き起こす美貌と欲望~
北欧神話上、最高に美しい愛の女神がフレイヤです。 フレイヤという名前はドイツ語で女性を意味する【フラウ】の語源とされていますし、Friday(金曜日)はフレイヤの日と呼ばれ、欧米では美しい彼女にあやかって金曜日に結婚する…