アグラヴェイン卿がモンストに登場しました。
しかし、アグラヴェイン卿といっても知らない人も多いのではないでしょうか。
今回は、不正を暴く勇者が後世で悪役になってしまったアグラヴェイン卿についてご紹介します。
円卓の騎士 アグラヴェイン卿
アグラヴェイン卿はアーサー王物語に登場する円卓の騎士のひとりですが、同じ円卓の騎士の中でもガラハッド卿やランスロット卿に比べて知名度はやや低めといった感じです。
アグラヴェイン卿よりも兄のガウェイン卿のほうが有名ですね。
さて、アーサー王物語の中で兄のガウェインらを誘い、ランスロット卿を陥れようと画策しますが、これに応じたのはモルドレッド卿だけでした。
ランスロット卿はグィネヴィア王妃と不倫関係にあり、このネタの証拠を掴むことに成功しましたが、ランスロット卿に発見されて殺されてしまったのです。
アグラヴェイン卿は、モルドレッド卿とともにランスロット卿を陥れようとしたために悪者として描かれることが多いのですが、実はランスロット卿の不正を告発した勇者といってもいいのではないでしょうか。
モルドレッド卿とランスロット卿
アグラヴェイン卿が誘ったモルドレッド卿のイメージが悪いということも要因のひとつです。
モルドレッド卿はアヴァロン島でアーサー王を殺した人物として知られていることから、後世になってからモルドレッド卿を誘ったアグラヴェイン卿も「邪悪な騎士」というレッテルを貼られることとなったともいえます。
また、ランスロット卿は湖の乙女でも知られる「清潔な騎士」です。
ランスロット卿もまた、後世になって人気のでた騎士で、彼を陥れたというのが致命的だったのかもしれません。
王国の崩壊はアグラヴェイン卿とモルドレッド卿に原因があると記されている文書もあり、かなり不人気だったようですが「ガウェイン卿と緑の騎士」においては「堅い手のアグラヴェイン」と呼ばれ、立派な騎士であったと記されている文献もあります。
エンタメ世界のアグラヴェイン卿
モンストの究極降臨では「義憤の騎士と断罪の鉄牙」と題してアグラヴェイン卿がモンスターとして登場します。
義憤の騎士アグラヴェインという名で登場しますが、これはランスロット卿の不正に対してのものですね。
道義に外れ、グィネヴィア王妃と密会していたランスロット卿の不正を暴いたのに、殺された上、後世で悪者にされたいきどおりが感じられます。
アーサーやガウェインが適正キャラとなっているのもアグラヴェイン卿のエピソードを物語っているようで良い演出だと思います。
サイト管理者の喜多川阿弥と申します。
最近は、スマホで遊べるゲームしかやっていないのですが、そもそもゲームにハマッたのは当時X-1 turbo III でやっていた『ウィザードリィ』シリーズでしたね。
『ウィザードリィ』でファンタジーものに興味をもってからは、友人が私の家に持ち込んだ『D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)』というテーブルトークRPGでした。
これにはハマッてしまい、学校も休んでシナリオを書いていたのを覚えています。
その後は、プレステの『女神異聞録ペルソナ』がすごく好きになってしまって、メガテンシリーズをさかのぼってプレイしていました。
オンラインでは『ディアブロ』、『ウルティマオンライン』をよくやっていましたね。
過去を辿ると歳がばれてしまいますが、私はゲームやアニメでファンタジーや神話の世界に登場するアイテムやモンスターを知ることになりました。
しかし、名前は知っていてもそれがどんな物語なのか解りませんでした。
後にそれらの物語を調べているとすごく面白かったので、皆さんにも知っていただけたらと思い、このサイトを始めました。
もっと詳しい話を知っている方も多いとおもいます。
みなさんどしどしコメント残してくださいませ。