北欧神話によると世界は9つ存在し、その世界を1本の大樹(トネリコ)が貫いているそうです。

その大樹こそ、世界樹と呼ばれるユグドラシルです。

世界樹は様々なモチーフとして取り上げられているのでご存じの方も多いでしょう。

ちなみに筆者が即連想するのはアニメ『新世紀・エヴァンゲリオン』のオープニングに登場するあの赤い絵です。

 

世界の中心に立つ巨大樹

ユグドラシル
出典:ウィキペディア

何もなかったところから始まった北欧神話。

しかし、その中心には1本の巨大樹ユグドラシルがありました。

ユグドラシルの根は3つに分かれていて、極寒の国ニヴルヘイム、灼熱の国ムスペルヘイム、神々の国アースガルドに伸び、それぞれにある3つの泉に張っていると言われています。

ムスペルヘイムは世界の南方に位置し、ニヴルヘイムは最も北に位置する国で、2つの国の地下には、死者の国ニヴルヘル(ヘル)があるそうです。

神々の国アースガルドは海に浮かぶ大地の中央にあり、巨人族の侵入を防ぐための非常に強固な城壁に守られています。

またアースガルドの他に、ミッドガルドとヨトゥンヘイムという国があり、今まで紹介したように、人間はミッドガルドに住み、巨人はヨトゥンヘイムに住んでいると言われています。

「ここまでで6つの国しかないじゃないか、9つあると言ったのに」と疑問を感じた方もいらっしゃるでしょう。

実はヴァナヘイム、アールヴヘイム、スヴァルトアールヴヘイムという3国が存在しているとされているのですが、どこにあるかは不明なのです。

アースガルド、ニヴルヘイム、ムスペルヘイム、ミッドガルド、ヨトゥンヘイム、ヴァナヘイム、アールヴヘイム、スヴァルトアールヴヘイムの8国に死者の国ヘルを加えて9国になります。

この9つの国をユグドラシルが支えているのです。

 

北欧神話の世界観~世界樹ユグドラシルと9つの国~ まとめ

ラグナログで世界は滅び、同時にユグドラシルは倒れました。

世界樹は自分が生きた世界と共に死んだのです。

神々や人間がユグドラシル最期の姿を見たとは考えられません。

神々や巨人、人間、小人達の姿を見守ってきた世界樹は誰にも看取られることなく、世界が消えていったのかも知れません。

つくづく北欧神話って非情な話だと思わずにはいられません。

SIYA

最後まで読んでくださってありがとうございます。
マイベスト漫画は何と言っても山岸凉子の『日出処の天子』連載初回に心臓わしづかみにされました。

「なんでなんで聖徳太子が、1万円札が、こんな妖しい美少年に!?」などと興奮しつつ毎月雑誌を購入して読みふけりました。
(当時の万札は聖徳太子だったのですよ、念のため)

もともと歴史が好きだったので、興味は日本史からシルクロード、三国志、ヨーロッパ、世界史へと展開。 その流れでギリシャ神話にもドはまりして、本やら漫画を集めたり…それが今に役立ってるのかな?と思ってます。

現在、欠かさず読んでいるのが『龍帥の翼』。 司馬遼太郎の『項羽と劉邦』は有名ですが、劉邦の軍師となった張良が主役の漫画です。 頭が切れるのに、病弱で美形という少女漫画のようなキャラですが、史実ですからね。

マニアックな人間ですが、これからもよろしくお願いします。